理事長メッセージ

スローガン

理事長

一般社団法人 尼崎青年会議所
2017年度 第58代
理事長 本田 智

はじめに

 華という言葉には様々な意味が込められています。「きらびやかなもの、美しいもの、すぐれた性質の比喩」に多く使われておりますが、我等が尼崎のパイオニアとして尼崎の華となることにより、このまちの未来が今まで以上に煌めくまちとなります。我々JAYCEEが煌めく華となることでまちに良循環を与え、社会により良い変革、すなわちPOSITIVE CHANGEの精神を備える市民を創造することにより、まちが輝きさらに素晴らしい未来となります。

 他人を変えたければ、自分を変えればよい。
 人を育てたければ、自分が育つ姿を魅せることである。
 相手を変えるのではなく、自分が変わること。
 自分の生き方を魅せる。

 すなわち、当事者意識を重要視するべきです。まずは、青年会議所や家庭、職場でも、リーダーが何事も楽しみ輝いていることで、自分の周りの人たちに良循環を生みましょう。そして、「我等煌めく華となれ」というスローガンのもと、尼崎青年会議所の仲間たちがまちの先頭に立って煌めく華となり運動をしていきます。さらに、この尼崎青年会議所を築き上げてきた諸先輩方、尼崎青年会議所会員、これから出会う仲間たちと深い絆で結ばれることで一丸となり、我等自身が社会のリーダーであるべき姿を魅せるためにも、よりいっそう力を尽くして邁進していきましょう。

魅力溢れる華の確立

 2017年度の近畿地区大会は尼崎の地で開催されます。尼崎青年会議所が1967年以来実に50年振りに主管をする貴重な年です。まずは、地域活性化の起爆剤とすることでまちの人びとに深く思い出に残り、感動に溢れる大会を全員で作り上げるためにも、この大会を通じて青年会議所が尼崎の魅力を地域に対して強く発信します。そして、『青年会議所は素晴らしい運動をしている団体』と地域に今まで以上に認知していただきます。さらに、メンバー自身が積極的な変化の創造を通して”修練 奉仕 友情”の三信条のもとメンバーが大きく成長する年にします。
 たかがJCされどJC、JCに学びJCを楽しむ。まさにJCをいろいろな視点、いろいろな方面から捉えそれぞれの華を確立しこれからも邁進していきましょう。地区大会がゴールではありません。このことを鑑みても本年私たちが取るべき行動が見えてきます。私たちには次の時代にJC本来の目的を理解し、この重いバトンを引き継ぐ使命があります。

尼崎の華の存在

 私たちがJC活動を行えるのは、家庭や企業等の様々な関係団体の支えがあって成り立っているものであり、感謝の気持ちを持ちながら活動し、同時にJCで培われた力を地域社会でいかに発揮するかを考え運動することが必要であると考えます。私たちは常に、自分たちの貴重な時間と体力を使い運動を地域で展開しています。しかし、どんなに素晴らしい運動を展開しても、認知されなければその効果は広がっていきません。また、JCは何かを与えてくれるところではなく、自ら何かを掴み取るところです。私たちが地域でこれからも必要とされる為には、一人でも多くの市民にその存在や運動を知ってもらう必要があります。ただし、人の興味を引く、関心を持ってもらう事は簡単な事ではありません。メンバー一人ひとりが広告塔となれるように様々な発信手法を検討する事が必要です。年齢・性別・職業・経験等の異なる青年集団の中で、出会った多くの仲間と経験をつみ、個々が持っている素晴らしい能力を高め、そこから可能性を広げ、JCに関わる多くの方々の様々な知識や考え方を吸収することができれば自分自身が華となり地域社会との共感が生まれると考えます。

新たな華との出逢い

 近年、先輩諸兄の絶大なるご支援、ご協力のおかげと、先輩とメンバーが一丸となって会員拡大を行ってきたことにより多数の新しい仲間と出会うことができました。一方で、近年多くのメンバーがJCを卒業し、今改めて私たちは未来の尼崎青年会議所のために会員の拡大についてさらに強く手を取り合い、我々の運動を強く発信する時が来ています。「友達をたくさん作りたい」「社業に活かしたい」「自分のスキルをもっと高めたい」など、入会の動機は様々な理由があって良いと思います。また、そのためにJC活動をしても良いと思います。しかしながら組織としてのJCの目的は「明るい豊かな社会の実現」です。当初の入会動機が様々でも、メンバーはいつしか「愛する家族のために何かしたい」「地域のため、未来を担う子供のために何かしたい」と考えるようになっていきます。そうなることで、新しい仲間との出逢いに感謝しながら我々の目的に向けて動きだし、仲間を尊重し心を通わせ最高のチームワークを発揮することで、今まで以上に素晴らしい運動を創り得ることができます。

華の資質

 「まちづくりはひとづくりから」と私はよく耳にします。我々JAYCEEは、地域社会においてリーダーシップを発揮できる資質と気概を示す必要性があります。そのために日々のJC運動でより熱い想いと、高い志を兼ね備えるための意識向上を目指します。地域にとって必要とされるリーダーを輩出するには、地域と深く関わり合い、経験値を高めるためにも積極的に地域の活動に参加し、自らの行動で示さなければなりません。私たちは、年間を通じて地域に対し非常に多くの事業を行っています。今やこの多くの事業が地域の皆様とともに創り上げる事業へと発展し、地域へ浸透しつつあります。私たちの行動そのものがJCであり、JCの存在自体は私たちJAYCEE一人ひとりが創り出す集合体なのです。JAYCEEとしての「煌めく華」を確立し、地域においてさらに必要とされる魅力的な団体へと昇華していきましょう。

未来の華

 教育で最も大切なことは、大人がどのように子供たちに映っているかが重要であります。笑顔溢れる大人が増えれば、必然的に明るい社会の実現に近づいていくのではないでしょうか。大人が輝けば子供も輝き、子供が輝けば未来が輝きます。我々が過去に行ってきた多数の経験がある自然体験という手法を用いて子供たちが活発的に学びを得ることができる環境や機会を用意することで、本来持っている力を引き出してあげられるよう、努力を惜しまず取り組みましょう。そして、我々と子供たちが共に学び、共に成長することで共に輝く未来をつくりましょう。

愛の華

 組織運営の中で健全な財務だけでなく多様な規律や法令を遵守する組織でなければなりません。そのためには、各例会並びに事業の予算及び決算を厳格かつ綿密に審査する必要があり、厳密な管理体制を確立することが重要です。しかし、厳格なルールは、時に事業構築の足枷となります。組織運営の基本は、各会議・委員会の想いをしっかりと受け止められる、愛情に満ち溢れたものでなければなりません。各会議に出席するJAYCEEが、学びの機会と成長の機会につながる会議となるように、厳しさと優しさと愛をもって進行しましょう。

むすびに

 私たちは家庭・仕事・友人・そして地域において様々なことに関わりながら生きています。その中でメンバーそれぞれに儘ならない困難な状況が数多く立ちはだかっていると思います。しかし、その状況を好機と捉え、全てに対して真っ直ぐに取り組んでいかなければなりません。お金もちより人もち夢もちが大切であり、自分の力と仲間を信じ、今しかないこの時間を、覚悟と情熱を持って本気で挑んでいけば、どんな困難も乗り越え、混迷を極めるこの時代を切り拓いていけるものと私は信じています。失敗を恐れるより、本気でないことを恐れるべきではないでしょうか。青年会議所は本気で挑戦し何かを成し遂げようとしたときに、新たな自分と向き合えることができる素晴らしい団体です。成功から学ぶよりも、失敗を恐れず本気で挑戦することから得ることのほうが大きく、人としての成長に繋がりメンバー一人ひとりが煌めく華となります。40歳までという限りある時間の中で、その瞬間を大切に、諦めない心と悔いのない行動で、臆することなく挑みましょう。本気になれば自分が変わる。

自分が変われば周りが変わる。
周りが変われば地域が変わる。
地域が変われば未来が変わる。

全ては愛する大切な仲間(ひと)のため、そして、笑顔溢れる明るい豊かな未来のために我等煌めく華となれ。

基本方針

  1. 感動に包まれる近畿地区大会尼崎大会を実施します。
  2. 尼崎青年会議所の魅力を各地に強く発信します。
  3. メンバー全員による会員拡大運動を実施します。
  4. まちと共に輝き、地域にとって魅力溢れる事業を実施します。
  5. 地域の未来を担う子供たちの意識を向上する運動を実施します。
  6. 青年会議所として確かな道を歩み続けます。